「親知らずのあたりから、なんだか臭う気がする…」
「朝起きたときや、ふとした瞬間に口の奥からイヤなにおいがする気がする」
「特に親知らずのまわりを指で触ると、なんとなく臭うような…」
そんな違和感を抱えていませんか?
口臭といえば、舌の汚れや歯周病、胃の不調などを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は「親知らず」も口臭の原因になることがあるのです。
この記事では、「親知らずが原因で口臭がするのは本当か?」「その場合、どうすれば改善できるのか?」という疑問に、歯科医師の視点から丁寧にお答えします。
親知らずが口臭の原因になるって本当?
・半分埋まっている・中途半端に生えている場合
親知らずが歯ぐきから一部しか顔を出していないと、歯と歯ぐきの間に隙間(ポケット)ができやすくなります。そこに汚れや細菌、食べかすがたまり、腐敗臭や膿のにおいが発生することがあります。
・親知らずの周囲に炎症(智歯周囲炎)が起きている場合
腫れや痛みがない状態でも、軽い炎症や慢性的な感染が進行していることがあります。細菌が増殖し、分解された組織が揮発性硫黄化合物(VSC)を発生させ、口臭の原因となります。
・親知らずと隣の歯の間が磨きにくい
一番奥にある親知らずは歯ブラシが届きにくく、磨き残しが出やすい部位です。プラーク(歯垢)が溜まり、虫歯や歯周病の温床となることで、結果として口臭が強くなる場合があります。
親知らずが原因の口臭、どうすれば改善できる?
・1. 親知らずの状態を的確に診断する
まずは、親知らずを残すべきか抜歯すべきかを見極めます。レントゲンやCTで歯の生え方や歯ぐきの状態、隣接歯への影響を詳しく診断します。
・2. 炎症があれば、まずは治療から
軽度の智歯周囲炎であれば、抗菌薬や洗浄・消毒で一時的に炎症を抑えます。ただし再発リスクが高いため、繰り返す場合は抜歯が適切なこともあります。
・3. 口腔内全体のクリーニングとケア指導
親知らずだけでなく全体の磨き残しも口臭の要因です。プロによるクリーニング(PMTC)と、タフトブラシなどを用いたブラッシング指導で汚れをしっかり除去します。
まとめ|「なんとなく臭う」は、早めに歯科で相談を
口臭の原因は人それぞれですが、親知らずが慢性的に影響しているケースも少なくありません。痛みがなくても放置すると炎症や虫歯が進行し、健康な歯まで失う可能性があります。口臭は自分では気づきにくいため、気になった時点での早めの対応が大切です。
親知らずのニオイや違和感、気になったらご相談ください
ナオキ歯科 名古屋栄クリニックでは、親知らずの抜歯だけでなく、「残すべきか」「口臭との関係性」を総合的に診断します。
「口の奥から臭う気がする…」「親知らずのことがずっと気になっている」
そんな方は、まずはカウンセリングからでも大丈夫です。
あなたのお悩みに丁寧に寄り添い、最適な治療法をご提案いたします。ぜひお気軽にご相談ください。
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