噛むと痛い・しみるは歯根破折のサイン?見逃したくない初期症状
食事のときに特定の歯で噛むと、ズキッと痛みが走る。冷たいものや熱いものがしみる気がする。見た目には大きな問題がないのに、なんとなく違和感が続いている──。そんなお悩みはありませんか。実はそれ、歯の根っこにヒビが入る「歯根破折(しこんはせつ)」の初期症状かもしれません。
歯根破折とは?気づきにくい歯のトラブル
歯根破折とは、歯の根の部分にヒビや割れが生じる状態を指します。特に神経を取った歯(失活歯)は弾力性を失っているため、強い咬合力や経年的な負担によって破折が起きやすいと報告されています。むし歯のように外から見て分かるものではなく、レントゲンでも初期段階では発見が難しいことがあるため、患者さん自身が違和感を覚えてから受診されるケースが少なくありません。
30〜60代は、過去に大きなむし歯治療や根管治療を受けた歯を多く抱えている世代でもあります。何気なく感じている「噛んだときの痛み」が、実は歯を守るための重要なサインになっていることがあるのです。
なぜ早期発見が大切なのか
歯根破折が進行すると、ヒビから細菌が侵入して根の周囲の骨が溶けてしまうことがあります。そうなると保存(歯を残すこと)が難しくなり、抜歯に至るケースも珍しくありません。一方で、ごく初期の段階で発見できれば、症状や破折の状態によっては経過観察や接着再植など、歯を残す選択肢を検討できる場合もあります。
「少し違和感があるけれど、我慢できるから様子を見よう」と先延ばしにしてしまうことが、結果として治療の選択肢を狭めてしまうことにつながります。
セルフチェック:こんな症状はありませんか
以下の項目に当てはまるものが複数ある場合、歯根破折の可能性を疑って一度ご相談いただくことをおすすめします。
- 特定の歯で噛むとズキッとした痛みが走る
- 冷たいもの・熱いものがしみる状態が続いている
- 歯ぐきが部分的に腫れたり、押すと違和感がある
- 歯ぐきにできものや膿の出口のようなふくらみがある
- 過去に神経を取った歯、または大きな被せ物のある歯に違和感がある
- 歯が浮いたような感覚が時々ある
これらは歯根破折以外の原因(歯周病や根の先の炎症など)でも起こり得る症状ですが、いずれも放置すると歯を失うリスクが高まる点では共通しています。
とくに注意したい歯の特徴
過去に神経を取ってある歯、長年使用している被せ物のある歯、歯ぎしりや食いしばりの自覚がある方は、歯根破折のリスクが相対的に高いと考えられています。就寝中の食いしばりは無意識のうちに大きな力がかかるため、ご自身では気づきにくいのも特徴です。
まとめ:違和感は体からのサイン
「噛むと痛い」「しみる」といった症状は、軽く見過ごされがちですが、歯根破折を含めた重大なトラブルの初期サインであることがあります。早い段階で原因を見極めることで、歯を残せる可能性を高められるケースもあります。
ナオキ歯科名古屋栄クリニックでは、噛んだときの違和感や原因のはっきりしない痛みについて、丁寧な視診・レントゲン・必要に応じた精密検査を通して状態を確認しています。気になる症状がある方は、我慢を続ける前に、栄駅近くの当院までお気軽にご相談ください。
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