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奥歯の痛みと顎の不調|親知らず放置が引き起こす問題とは

 

「奥歯が痛いだけ」と思っていませんか?
「親知らずがズキズキするけど、そのうち治るだろう」
「顎がカクカク鳴るけど、疲れているだけかも」
こうした症状を同時に感じていながら、忙しさを理由に放置している方は少なくありません。
実はこの2つ、無関係に見えて深く関係していることがあります。親知らずの炎症や痛みが、顎関節症を悪化させ、噛み合わせ全体に影響を及ぼすケースです。

 

なぜ親知らずが顎関節症に関係するのか

 

親知らずは、最後に生えてくる奥歯です。顎のスペースが足りないまま生えてくると、
・斜め・横向きに生える

・一部だけ歯ぐきから出る

・清掃が難しく炎症を起こしやすい

といった状態になりがちです。
この炎症や痛みがあると、人は無意識に痛い側を避けて噛むようになります。すると噛み合わせのバランスが崩れ、片側噛みや食いしばりが起こりやすくなります。
その結果、顎の関節や周囲の筋肉に負担が集中し、**顎関節症(口を開けにくい・顎が鳴る・顎が痛む)**が悪化するのです。
つまり、親知らずの問題は「奥歯だけのトラブル」ではなく、顎全体の使い方を変えてしまう引き金になり得ます。

 

放置がもたらす噛み合わせトラブル

 

親知らずの痛みを我慢し続けると、次のような悪循環に陥ることがあります。

 

① 噛み合わせのズレが固定化する

痛みを避ける噛み方が習慣化すると、顎の位置がズレた状態で固定されやすくなります。
これにより、顎関節への負担が慢性化し、違和感が続くようになります。

 

② 顎関節症の症状が強くなる

口を開けると音が鳴る、朝起きたときに顎がだるい、こめかみが重い――。
こうした症状は、噛み合わせの乱れと密接に関係しています。親知らず由来の炎症が続くほど、改善しにくくなります。

 

③ 周囲の歯・歯ぐきにも影響

親知らずの周囲は炎症が起こりやすく、歯周病や虫歯の温床になりがちです。
炎症が広がれば、手前の大切な奥歯までダメージを受けることもあります。

 

原因を切り分け、段階的に対処する

 

大切なのは、「顎が痛い=顎関節症」「奥歯が痛い=親知らず」と単純に切り分けないことです。症状は連鎖していることが多く、原因の見極めが治療の第一歩になります。

 

① 親知らずの状態評価

レントゲンや口腔内診査で、親知らずの生え方・炎症の有無・清掃性を確認します。
抜歯が必要なケースもあれば、炎症コントロールで様子を見るケースもあります。

 

② 噛み合わせと顎関節のチェック

顎の動き、開閉時の音、筋肉の緊張を評価し、噛み合わせの偏りがないかを確認します。必要に応じて、負担を減らす調整や生活指導を行います。

 

③ 早期介入で悪循環を断つ

親知らずの炎症を抑え、噛み方の偏りを改善できれば、顎関節症の症状が軽減することは少なくありません。
逆に放置すると、症状が複雑化し、回復までに時間がかかることがあります。

 

まとめ|「そのうち治る」は、悪化のサインかもしれません

 

親知らずの痛みと顎の不調が同時にある場合、体はすでに無理をしている状態です。
早めに原因を見極め、適切に対処することで、噛み合わせトラブルの連鎖を断ち切ることができます。
・親知らずが痛む・腫れる

・顎が鳴る、開けにくい、だるい

・片側ばかりで噛んでいる気がする

一つでも当てはまる方は、ぜひ一度ご相談ください。
お口全体のバランスを確認し、今の症状に合った現実的な対処法をご提案します。

 

 

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